森本　Ｗ杯代表入り目指しＪ復帰決断　柿谷ら台頭で１トップ争い激化

千葉への移籍が発表されたＦＷ森本貴幸

　セリエＡのカターニアからアルナスル（ＵＡＥ）に期限付き移籍していたＦＷ森本貴幸（２５）がＪ２千葉に完全移籍することになった。両クラブの幹部がイタリアで最終交渉を行い、条件面で合意。カターニアが１３日に発表した。

　０６年以来７年ぶりとなる国内復帰は、１４年Ｗ杯ブラジル大会出場を見据えての決断だった。ポルトガルやトルコなど欧州クラブからもオファーを受けたが、日本代表のザッケローニ監督の目に留まりやすい日本復帰を希望した。

　森本は１２年６月のヨルダン戦を最後に日本代表に選出されていない。柿谷、豊田ら新戦力の台頭で１トップの競争が激化する中、逆転でのＷ杯メンバー入りを目標に掲げる。千葉はＪ２ながら、遠藤、今野の所属するＧ大阪の試合は常に代表スタッフが視察しておりアピールは可能。来季Ｊ１に昇格してゴールを量産すれば、ザックジャパン復帰も見えてくる。