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森本がJ2千葉へ完全移籍 7年ぶり日本復帰

[ 2013年8月14日 06:00 ]

千葉への移籍が発表されたFW森本貴幸

 セリエAのカターニアからアルナスル(UAE)に期限付き移籍していたFW森本貴幸(25)がJ2千葉に完全移籍することになった。カターニアが13日に発表した。両クラブの幹部がイタリアで最終交渉を行い、条件面で合意に達した。森本は14日にも帰国予定で、東京Vに所属した06年以来7年ぶりの国内復帰。早ければ18日のJ2松本戦(松本)から出場可能になる。

 14年W杯ブラジル大会出場を見据えた決断だった。森本はポルトガルやトルコなど欧州クラブからもオファーを受けたが、日本代表のザッケローニ監督の目に留まりやすい日本復帰を希望。複数のJ1クラブからも興味を示されたが、3年連続赤字決算となるとリーグに参加できなくなるクラブライセンス制度の導入もあり、シーズン途中の獲得を見送るチームが続出した。そんな中、来季J1復帰に執念を燃やす千葉が獲得資金を捻出。現在J2で3位で、自動昇格圏の2位以内確保への切り札として白羽の矢を立てた。

 森本は1月から所属したアルナスルでリーグ13試合6得点、ACL5試合2得点を記録しており得点力は健在。15歳でのJデビューから約10年、ブラジルのピッチに立つため再びJの舞台に戻ってくる。

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2013年8月14日のニュース