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大宮 ベルデニック監督を電撃解任…暫定後任に岡本GM

[ 2013年8月12日 06:00 ]

大宮は11日、ベルデニック監督を解任した

 大宮は11日、ズデンコ・ベルデニック監督(64)を電撃解任した。岡本武行GM(45)が監督として暫定的に指揮を執り、後任を探す。今季J1で監督が交代するのは磐田に続いて2チーム目となった。

 大宮は今季開幕から好調で、昨年終盤から21試合負けなしのJリーグ記録をつくるなど前半戦を首位で折り返した。しかし、ここに来て5連敗。今も4位と好位置をキープする裏で、戦術などをめぐって選手とベルデニック監督の間に溝が深まっていた。

 運動量を求められるサッカーは夏場は負担が大きく、またメンバーが固定されているために控え選手のモチベーションも低下していた。3日の鹿島戦後、選手とフロントが話し合いを持ち、また選手だけでもミーティングを行ったが、状況は打開できず10日のC大阪戦でも0―3と完敗。ベルデニック監督は「選手は戦術は理解している。メンタルが欠如している」と話していたが、クラブ側はこのままでは打開の糸口が見つからないと判断した。

 優勝争いの中での異例の解任に鈴木茂社長は「大宮に貢献していただき非常に感謝しているが、チームとして今季の目標を達成するため、監督交代を決断した」とコメントした。

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2013年8月12日のニュース