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得点ランクトップ並んだ!豊田“凱旋”PK弾で勝利に貢献

[ 2013年8月1日 06:00 ]

<鳥栖・大分>後半15分、PKを決める、鳥栖・豊田

J1第18節 鳥栖3―2大分

(7月31日 ベアスタ)
 東アジア杯で株を上げた豊田が凱旋ゴールを決めた。J1は後半戦が各地で始まり、鳥栖の日本代表FW豊田陽平(28)は、大分相手に得点ランクのトップに並ぶPKを決めるなど、3―2の勝利に貢献した。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)が視察した磐田―浦和戦は、浦和の日本代表DF森脇良太(27)が後半ロスタイムにゴールを挙げ、2―1の勝利に導いた。
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 東アジア杯での活躍を祝福する「優勝おめでとう」の横断幕の前で豊田が代表戦帰りの存在感を見せつけた。「帰ってきて(頑張れと)応援してもらったし、フェイスブックにコメントもたくさんいただいた」。返礼がわりの一発は前半25分、左からのクロスに飛び込んで右足でシュート。惜しくもオフサイドで先制ゴールはならなかったがスタンドの1万304人から大歓声が起こった。

 1―1の後半15分には水沼が倒されて得たPKを、右足でゴール左にきっちり決めた。広島・佐藤、川崎F・大久保に並ぶ今季リーグトップの13得点目に「(応援に)応えられたかはPKしかなかったので何とも言えないが勝ち点3は持ってこられた」と表情を崩した。

 東アジア杯では2アシストとスーパーセーブで空中戦に強い大型FWとしての評価を高め、そのことが鳥栖の攻撃の幅をさらに広げた。「トヨさんがよくボールをキープしてくれたし、3人目で出て行く場面も増えた」とトップ下の池田は言う。豊田にとっては来年のW杯へ毎試合がアピールの場となる。「見てもらえる回数は多いと思うし、責任感を持ってプレーしたい」。前半24分には左からのクロスをヘッドで落としてMF水沼に絶妙のパス。ゴールはならなかったが、シュートを演出するつなぎ役も演じた。

 鳥栖は接戦を制して7月10日以来3試合ぶりの勝利。「代表に呼ばれたからとおごることなく、これからもチームの一員としての役割をしっかり果たしたい」。日の丸を背負って帰ってきたエースは頼もしかった。

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