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磐田 駒野先制弾もまさかの関塚体制初黒星…

[ 2013年8月1日 06:00 ]

<磐田―浦和>前半、競り合う磐田・駒野(左)と浦和・阿部

J1第18節 磐田1―2浦和

(7月31日 エコパ)
 エコパスタジアムで浦和と対戦した磐田は後半19分にDF駒野友一(32)のゴールで先制するも、試合終了間際に立て続けに失点。関塚体制5戦目で初黒星を喫した。

 まさかの光景だった。後半48分、浦和DF森脇のミドルシュートがGK川口の頭を越え、無情にもゴールに吸い込まれる。ロスタイムにFW原口に決勝点を与えた4月のアウェー戦に続き、またしても試合終了間際に決勝点を許す結果に。就任後初黒星となった関塚隆監督(52)は「1―0で勝たないといけない試合。ただ、勝負は一瞬のところで決まる」と険しい表情を崩さなかった。

 ペースは磐田が握っていた。FW前田、MF松浦の前線2人が積極的にボールを追った。浦和DF陣にプレッシャーをかけ、流れをつくり出す。前半42分には、左サイドからMF山田のグラウンダーのクロスにMF松浦が反応。わずかにかみ合わなかったが、常にゲームを支配した。

 後半19分、松浦のパスをペナルティーエリア内で受け取った駒野が右足を振り抜き先制。だがリードを奪って以降は、一転してピンチを迎える場面が激増した。普段から背中で引っ張る駒野にとって、キャプテンマークを巻き、初優勝に導いた東アジア杯では、森脇ら浦和勢がムードメーカーの役割を担った。大会中の25日には、駒野の32歳の誕生日で率先してバースデーソングを歌う頼もしい“仲間”に決められたのは、皮肉な結果だった。

 勝ち点の上積みに成功すれば、降格圏内脱出が見えていただけに、この黒星は痛い。それでも駒野は「もったいない失点だったが、コンディションを整えて次に向かいたい」と必死に前を向いた。

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2013年8月1日のニュース