×

ザックJ“背水のCBテスト”森重が代表生き残り懸け先発へ!

[ 2013年7月28日 06:00 ]

前日練習で軽快な動きを見せる森重

東アジア杯最終戦(男子) 日本―韓国

(7月28日 ソウル)
 日本代表は28日、東アジア杯最終戦で韓国代表と対戦する。勝てば大会初優勝が決まる一戦で、韓国は日本の弱点である高さを突いてくることが予想されるが、アルベルト・ザッケローニ監督(60)は高さ対策の最終テストを行う予定。新戦力として期待されているDF森重真人(26=FC東京)は先発が有力で、今大会初の完封で代表生き残りを目指す。

 北朝鮮との国境に近い坡州で行われた最終調整。ザッケローニ監督は約1時間15分、身ぶり手ぶりを交えながら戦術練習をみっちり行った。練習後に、韓国が日本の弱点である高さを生かした戦術を準備していると聞くと、「当然、そこを突いてくるだろうね」と既に予想範囲内であることを強調。さらに「でも、それが必ずしも成功するとは限らない」と不敵な笑みを浮かべた。

 韓国代表は大会前に洪明甫氏が監督に就任。同氏は柏などJリーグでもプレーしており、日本を知り尽くしている。A代表就任前には、五輪代表監督としてロンドン五輪に出場。3位決定戦では関塚ジャパンと対戦し、徹底したロングボールで勝機を見いだし、銅メダルをもたらした。今回も1メートル96のスーパーサブ、金信旭を中心に、1メートル90近いFWをそろえており、徹底してロングボールで攻めてくることが予想される。

 その中で指揮官が期待を懸けているのが森重だ。初戦の中国戦同様、栗原とコンビを組み、センターバックでの先発が有力。この日の紅白戦では中国戦とは逆に、栗原を左、森重を右に置いた。指揮官は「いろんな状況を見たい」と説明。韓国相手に最終テストする意向だ。森重は蔚山でプレーする金信旭とはACLで対戦済みだけに「イメージはある」と言い切った。そして「まだ2試合ともゼロで終わっていないので、DF陣としては完封を目指している」と力を込めた。

 「この大会が終わって次のA代表で集まるとき、誰もこの中からメンバーに入っていなかったら、それは残念なことだ」とザッケローニ監督。今大会は2試合で5失点と守備の課題が目立っている中、和製ネスタがザックジャパンの守備のほころびを修復する。

続きを表示

この記事のフォト

2013年7月28日のニュース