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なでしこ、韓国にまさかの敗戦…3連覇ならず

[ 2013年7月27日 21:35 ]

<日本―韓国>後半、ゴールを決める大儀見(右端)=

東アジア杯・女子 日本1-2韓国

(7月27日 ソウル)
 サッカーの東アジア・カップは27日、ソウルで行われ、女子の日本代表「なでしこジャパン」は韓国に1―2で敗れ、3連覇はならなかった。通算成績は1勝1分け1敗で勝ち点4の2位。2勝1分けで勝ち点7の北朝鮮が優勝した。日本がアジア勢に敗れたのは2010年の女子アジア・カップ準決勝、オーストラリア戦以来。

 日本の試合前に、北朝鮮は中国を1―0で下して勝ち点を7に伸ばしたが、得失点差が2にとどまった。日本は勝てば2勝1分けの勝ち点7で北朝鮮に並び、得失点差で上回り、大会3連覇が決まることに。

 先発メンバーには大儀見、岩渕らが名を連ねた。

 立ち上がり、日本は縦への速い展開などで試合の主導権を握る。前半8分には右サイドを上がった川澄がボレーシュートを放つが、GKにキャッチされる。

 だが、前半14分、自陣エリア手前でのファウルで韓国にFKを与えると、これをチ・ソヨンがゴール右に決めて先制点を奪われた。

 反撃に出る日本はボールを支配し、再三、相手陣内に攻め込むが、韓国のDF網を突破できず、決定機をつくれない。1点ビハインドのまま前半を終えた。

 3連覇には逆転勝利しかない日本は後半、田中に代え阪口をピッチへ。さらに同12分には岩渕に代えて大野を投入し、反撃を狙う。

 しかし、次の1点を奪ったのは韓国だった。後半22分、右サイドを崩され、深い位置からマイナスクロス。これをゴール左サイドで拾ったチ・ソヨンが右足でゴールに突き刺し追加点を挙げた。

 日本の反撃は後半28分、宮間のシュートはクロスバーに跳ね返されたが、そのボールが大儀見に渡りシュート。一度ははDFにブロックされるが、こぼれ球を再び大儀見がシュートしゴール。ようやく1点を返した。

 勢いづく日本は再三、韓国ゴールに攻め込むも、ゴールが奪えないまま刻々と時間は経過。試合終了のホイッスルとともに、3連覇は消えた。

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