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G大阪 攻守に精彩欠き0―3惨敗…今野の初FW起用も不発

[ 2013年7月8日 06:00 ]

<千葉―G大阪>後半、シュートを放つG大阪・今野

J2第23節 G大阪0-3千葉

(7月7日 フクアリ)
 J2第23節は各地で11試合が行われ、首位のG大阪は攻守に精彩を欠き、千葉に0―3と完敗。今季2敗目を喫し、勝ち点を49から伸ばせなかった。2位の神戸はFWポポのゴールなどで愛媛を2―0で下し、G大阪と2点差の勝ち点47とした。

 七夕に勝利の願いをかけていたサポーターのブーイングが夜空にこだました。前節の岐阜戦でJ2新記録の8得点を挙げた攻撃陣が一転、不発。守備陣も今季ワーストタイの3失点で、G大阪が10試合ぶりとなる今季2つ目の黒星を喫した。

 攻守に光明を見いだすのが難しい完敗だった。それでも、最後まで1点を取りに行く姿勢は見せた。長谷川監督は3点を追う後半27分、「得点力があるし、クロスを中で合わせられる」とボランチの今野を練習も含めて初めてFWで起用。ミドルシュートなどでゴールを脅かしたものの、最後までネットを揺らせなかった背番号15は「何とか追いつきたいという気持ちでやったけど…。相手に少ないチャンスをモノにされた」と決定力の差を悔やんだ。

 司令塔の遠藤も「課題はあるが、攻撃がゼロに終わることは間違いなくあるし、負けるときはこんなもの」とサバサバ。「きょうはジェフが乗っていた。まだ首位ですし、負けた次の試合が大事になる」と気持ちを切り替えて前を向いた。

 悪夢のような惨敗は、七夕と同じ「年に1度」でいい。まずは次節の14日、今季負けなしのホーム・万博で北九州を下し、勢いを取り戻す。

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