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幸運な村松弾も…清水 終了間際の失点で勝ち点1スルリ

[ 2013年7月7日 06:00 ]

名古屋に敗れ、肩を落として引き揚げる清水イレブン

J1第14節 清水1―2名古屋

(7月6日 豊田ス)
 清水は試合終了目前に見せた、わずかな隙を突かれた。後半44分。右サイドからのクロスは、清水DFカルフィン・ヨンアピン(26)の頭上を越えた。GK櫛引政敏(20)はフリーでパスを受けたFWケネディ(30)のシュートを防いだが、こぼれ球をMF小川佳純(28)に押し込まれた。アウェーで勝ち点1を逃したアフシン・ゴトビ監督(49)は「厳しい試合で勝ち点1を取るだけの試合をしていたが…」と嘆いた。

 七夕前夜で運を味方につけたのは、清水のように見えた。先制された4分後の前半13分。MF河井陽介(23)のCKを相手GKの楢崎正剛(37)が目測を誤った。伸ばした両手の上を通過したボールは、フリーで待つMF村松の頭上へ。ジャンプすることなく頭を振り、ネットを揺らした。幸運な形で、すぐに試合を振り出しに戻した。

 後半は防戦一方になりながらも、相手の猛攻に耐えた。決定機を外す幸運にも恵まれた。しかし、最後の最後で逃した勝ち点1。七夕の願いは届かなかった。

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2013年7月7日のニュース