青木 ザックジャパン守備建て直しの救世主に!?

[ 2013年7月6日 06:00 ]

ゲーム形式の練習で、パスを出す大宮の青木

J1第14節 大宮―鳥栖

(7月6日 NACK)
 W杯アジア最終予選とコンフェデ杯開催で中断していたJ1リーグは6日に再開し、各地で9試合が行われる。20日開幕の東アジア杯(韓国)に出場する日本代表は15日に発表するが、国内組主体で臨むことが決まっている。首位・大宮の快進撃を支える不動のボランチ青木拓矢(23)に注目だ。

 今の日本代表にはこんな男が必要かもしれない。リーグ再開に向け、約1時間の前日練習を終えた青木は飄々(ひょうひょう)とした表情で引き揚げてきた。2位に勝ち点差5をつけ堂々の首位で迎える後半戦。13日までのリーグ3戦は東アジア杯での代表入りへ絶好のアピールタイムにもなる。さぞかし気合が入っているかと思いきや「代表とかはあんま考えてないっす」と何食わぬ顔で言い放った。

 周囲が拍子抜けするほどの自然体。「首位にいるって感じもない。(残留争いで)下位にいるプレッシャーのほうが凄かったから」。23歳に気負いは全く感じられない。それでも10年シーズンから85試合連続で先発出場。体幹が強く、優れた戦術眼とボール奪取力を兼ね備え、攻撃の起点にもなるボランチ。今季はチームの副将も務め、快進撃の原動力にもなっている。

 U―20日本代表で中核を担ったものの、ロンドン五輪では故障の影響もあり最終メンバーから落選。フル代表には20歳だった10年1月のアジア杯最終予選イエメン戦で初選出されるも出番はなかった。当時ともに初選出だったDF酒井高、GK権田は現代表にも名を連ねている。「まずはチームで結果を出してから」と本人は慎重だが、もちろん日の丸への秘めた思いは強い。

 先月のコンフェデ杯は優勝したブラジルの戦いに注目。「やはりバランスが良い。リスクマネジメントもできてるし、一枚上がったら一枚はしっかり退いてる」とパウリーニョとグスタボのボランチ関係を絶賛した。東アジア杯はJ2G大阪のMF遠藤は招集を見送られる見通し。海外組のMF長谷部、MF細貝ら同ポジションのライバルもいない。コンフェデ杯の日本は3試合で9失点。守備の立て直しが急務の日本にとって青木を試す価値は十分にある。

 ◆青木 拓矢(あおき・たくや)1989年(平元)9月16日、群馬県高崎市生まれの23歳。高崎西FC、FCホリコシ、FC前橋Jrユース、前橋育英を経て08年に大宮へ入団。U―19、20日本代表。1メートル79、73キロ。利き足は右。

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