がん闘病のフットサル・鈴村にＪ選手会から支援金…実戦復帰へ意欲

Ｊ２神戸の田中英雄（左）と大屋翼（中央）から支援金目録を受け取るＦリーグ神戸の鈴村拓也

　フットサル元日本代表で、昨年末から上咽頭がんの治療を受けていたＦリーグ神戸の鈴村拓也（３４）が５日、神戸市内で日本プロサッカー選手会から支援金約２８５万円の目録を受け取り「感謝の気持ちを持って、早く恩返しがしたい」と実戦復帰へ強い意欲を示した。

　元Ｊリーガーの鈴村は抗がん剤と放射線治療を経て５月に退院。現在はチームと別の練習メニューで体力や筋力の回復に取り組んでいる。「フットサルが好きという思いがあったからこそ、一番きつい時期も乗り越えられた。体も好調で日々前に進んでいる。焦らずチームに戻りたい」と話した。