本田“ミラン秒読み”ロビーニョ売却に本腰と地元紙報道

ミランと合意間近と報じられた日本代表ＭＦ本田

　ＣＳＫＡモスクワの日本代表ＭＦ本田圭佑（２７）のＡＣミラン移籍について、２日付のイタリア紙コリエレ・デロ・スポルトは「本田がミランとサインをする準備が整った」という見出しを掲げ、近日中に移籍がクラブ間で合意に達するもようだと報じた。

　同紙やガゼッタ・デロ・スポルト紙などは既に、本田側とＡＣミランが年俸２５０万ユーロ（ボーナスを含め３００万ユーロ＝約３億９０００万円）の４年契約で合意済みと報道。クラブ間交渉でネックとなる移籍金など、獲得資金についてはＦＷロビーニョをサントス（ブラジル）へ完全移籍させることで捻出できる見通しで、同紙は「（ＡＣミランの）ガリアーニ副会長が早期（移籍）発表を行うことを希望しており、近日中にもロビーニョ売却についてサントス側と会談を持つもよう」と、クラブ首脳が移籍の早期成立へ動いていると伝えた。

　１日付のスペイン紙ムンド・デポルティーボが、バルセロナが本田をリストアップしていると報じたことについて、コリエレ紙は「バルセロナでは並み居る名選手の控えとしてスタートすることになるが、ミランであればトップ下のポジションが保証される」とクラブ内での立場の違いを指摘。さらに「本田はミランを第１希望としており、クラブと（本人は）合意している」と相思相愛であること強調した。本田が熱望してきたビッグクラブ移籍決定の瞬間が、いよいよ近づいてきたようだ。