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なでしこ  大野&大儀見弾も強豪ドイツに敗れる

[ 2013年6月30日 02:40 ]

<日本―ドイツ>前半、競り合う大野(左)

国際親善試合 日本2―4ドイツ

(6月29日 ドイツ・ミュンヘン)
 サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは29日、ドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレナでドイツ代表と国際親善試合を行い、2―4で敗れた。通算対戦成績は日本の1勝1分け10敗となった。

 日本にとっては初めて世界の頂点に立った11年W杯以来のドイツ遠征。7月10日開幕の欧州女子選手権で6連覇を狙う強豪相手に、敵地でどんな戦いをみせるのか注目が集まった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の3位に対し、ドイツは2位。試合開始から押され気味の日本は前半17分、日本の左サイドで折り返しを受けたDFマイアーにドリブルで中央に切れ込まれ、ペナルティーエリアの外からミドルシュートを決められ先制された。

 前半39分、日本が同点に追いつく。MF宮間からの浮き球の縦パスを、ゴールやや右でFW大儀見が胸トラップしキープ。グラウンダーの横パスに、走り込んだFW大野が右足を合わせたシュートは、GKの手をかすめゴールネットを揺らした。

 追いついた日本だが、後半開始直後にピンチを迎える。開始からわずか25秒だった。ペナルティーエリア内にドリブルで侵入した相手を止めにいったDF田中明が倒し、ファールをとられPKを献上。これを決められ、またも追いかける展開となった。

 同15分、日本はゴール正面やや右のFKからチャンスを迎える。MF宮間のFKが右ポストを直撃。跳ね返ったボールを、ゴール前に詰めたFW大儀見が右足でゴールに蹴り込んだ。再び同点に追いついた。

 同42分、ドイツのカウンターにゴール正面でラストパスを止めきれずMFオコイノダムバビに勝ち越し点を決められた。さらに後半ロスタイムにもPKで失点した。

 結局、このまま2―4で敗れた日本。4万6104人の大観衆の前で粘ったが、勝利をつかむことはできなかった。

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