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岡崎マインツ移籍発表 コンフェデ2得点で存在感

[ 2013年6月26日 06:00 ]

成田空港に到着した岡崎(手前左)内田(右)ら日本代表イレブン

 日本代表FW岡崎慎司(27=シュツットガルト)がドイツ1部マインツへ移籍することが25日、決まった。16年6月までの3年契約。クラブが発表した。日本代表はこの日、コンフェデ杯が行われたブラジルから帰国。3戦全敗に終わった同杯で2得点と存在感を示したストライカーが、来年のW杯での活躍を見据え、新天地へ飛び立つことになった。

 侍ストライカーが来年のW杯でさらなる輝きを放つため、マインツへ移籍する。チームとともに成田空港に降り立った岡崎は「(移籍について)まだ聞いていない」と前置きした上で、「環境が変化すれば、自分も変化する。結果を出すことにチャレンジしていきたい」と話し、明言こそ避けたが秒読み段階に入っていることをうかがわせていた。

 マインツはこの日、公式HP上にヘイデル強化部長の「攻撃的選手を獲得しようとしている。岡崎の獲得に、とても大きな興味を持っている」というコメントを掲載。今季13位のマインツは攻撃の主軸のハンガリー代表ソロイの放出が濃厚。後釜として岡崎をリストアップしていたことを明かしたが、現地午後になって移籍を発表した。 

 岡崎は14年6月までシュツットガルトとの契約を残していた。しかし、今季は25試合に出場したもののケガもあって途中出場が多く、わずか1得点。同クラブのボビッチ強化部長も「(岡崎は)移籍する可能性がある」と話し、これまで同じドイツ1部で酒井宏が所属するハノーバーや、プレミアリーグのサウサンプトンも興味を示していた。

 岡崎はコンフェデ杯で日本最多の2得点を決めたが、チームは3戦全敗に終わった。「3連敗を受け止めてやっていくだけ。個を伸ばすというのは当たり前。もっとゴールを取れるように。1年間試合に出て、やっていくのがベスト」。くしくも来季のマインツの開幕カードはホームでの古巣シュツットガルト戦だ。新天地でレギュラー奪取。そして、来年のW杯へ。ブラジルの地で雪辱を果たすため新たな一歩を踏みだす覚悟はできている。

 ▽マインツ 1905年にドイツ中西部のマインツを本拠地に創設。01年就任したクロップ監督(現ドルトムント)に率いられて03~04年に2部3位となり、創設100周年を初の1部昇格で飾った。06~07年に16位で2部降格したが、09~10年から1部復帰。今季リーグ戦は13位で終えた。主なタイトルはなし。ホームスタジアムはコファス・アレナ(3万4000人収容)。トゥヘル監督。

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2013年6月26日のニュース