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C大阪MF柿谷 7月東アジア杯で日本代表に初招集も

[ 2013年6月5日 08:38 ]

代表への初招集が濃厚な柿谷

 7月に韓国で開催される東アジア杯(21~28日)のメンバーに、C大阪のMF柿谷曜一朗(23)がリストアップされていることが分かった。中国、オーストラリア、韓国と対戦する同大会は国際Aマッチデーではないため海外組の招集が困難で、国内組中心で臨むことが濃厚。W杯本大会に向けた新戦力発掘の場とも位置づけられる舞台で、今季Jリーグでトップタイの9得点をマークしているC大阪のエースが日本代表に初招集される可能性が出てきた。

 2得点を挙げた5月18日の柏戦を視察した日本サッカー協会の原技術委員長も「瞬間的なスピードがあるし自分で勝負にいける」と高く評価している。柿谷自身も「代表は目指している場所」と目標に定めている。この日は同僚のMF山口とともに埼玉スタジアムでオーストラリア戦を観戦。代表定着となれば香川、乾、清武とのセレッソカルテット結成に期待が高まる。

 ◆柿谷 曜一朗(かきたに・よういちろう)1990年(平2)1月3日、大阪府大阪市生まれの23歳。4歳でC大阪の下部組織に加入。06年にクラブ史上最年少の16歳でトップチームとプロ契約。同年11月26日の大宮戦でJ1初出場。度重なる遅刻など素行の問題から09年にJ2の徳島へレンタル移籍。12年にC大阪へ復帰。13年からはチームのエースナンバーである8を背負う。今季リーグ戦は13試合出場9得点。1メートル77、68キロ。利き足は右。

 ▽東アジア杯 東アジアサッカー連盟が主催する国際大会。03年に日本で第1回東アジア選手権を開催。以降2年ごとに韓国、中国と持ち回りで開催。12年4月の理事会で東アジア杯に改名。今年は7月20日から28日まで韓国で開催される。日本は過去に優勝はないが、03年には元広島の久保竜彦、08年には現・J2京都の山瀬功治、10年には名古屋の玉田圭司が得点王に輝いている。

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