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アビダル 涙のバルサ退団会見 肝臓移植乗り越え、現役続行希望

[ 2013年5月31日 12:04 ]

涙ながらにバルセロナ退団を発表したアビダル

 スペイン・リーガエスパニョーラのバルセロナは30日、元フランス代表DFエリック・アビダルが今季限りで退団することを発表した。記者会見でアビダルは、「バルサでプレーをし続けていきたいと思ったが、クラブの見方は異なっていた。私はそれを尊重することにした」と契約延長を希望したが、チームにその意思がなかったことを明らかにした。

 メッシ、プジョルらチームメートが見守る中で行われた会見で、「バルサにいた6年間は、僕の人生の中でも最も大きな経験だった。素晴らしいチームメートと出会い、多くのことを学んだ」と涙ながらに語った。今後については、「現段階でオファーはないが、まだ時間はある」と語り、欧州でプレーし続けていきたいとの意向を示した。

 07年にリヨン(フランス)から加入したアビダルは、左サイドバック、センターバックでプレー。6季の間にリーグ優勝4度、欧州チャンピオンズリーグ2度の制覇など、多くのタイトル獲得に貢献した。12年4月には肝臓の移植手術を受けたが、今年4月マジョルカ戦で復帰。肝臓移植からの復帰はプロサッカーでは初めての事で、他競技を含めてもごくまれで、世界中の闘病する人々に希望を与えた。

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