本田　豪州戦出場へ前進　６・１ロシア杯決勝で先発、指揮官明言

ジョギングで先頭を走るＣＳＫＡモスクワの本田（左端）

ロシア杯決勝 ＣＳＫＡモスクワ―アンジ・マハチカラ

（6月1日）
　右太腿を痛めていたＣＳＫＡモスクワの日本代表ＦＷ本田圭佑（２６）が６月１日のロシア杯決勝アンジ・マハチカラ戦で１２日のロコモティフ・モスクワ戦以来、３試合ぶりに先発復帰することになった。３０日の練習後、スルツキ監督が「本田はスタートでいく」と明言。６月４日のＷ杯アジア最終予選オーストラリア戦へ不安がぬぐわれた。

　この日、チームはサッカーバレーやセットプレーの確認など軽めの調整だったが、本田は居残りでダッシュを繰り返した。すでに前日２９日には全体練習に合流。フルメニューをこなしており、状態は完璧に近づいている。右ＭＦでの起用が有力だ。

　前日はモスクワ川で行われたリーグ優勝を祝うセレモニーにも参加した。約３０００人のサポーターの前で船上から優勝報告をした。本田は流ちょうな英語で「皆さんの大きなエネルギーが優勝をもたらしてくれた。いつも一緒にいます」と感謝の言葉を述べると、サポーターからは「残ってくれ」との大合唱が起こった。サポーターの声援を胸に２冠を達成。そしてザックジャパンへと合流する。