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香川 最終戦ゴール締め!今季6点目でアジア人最多記録を樹立

[ 2013年5月20日 06:00 ]

ウェストブロミッジ戦でゴールを決めチームメイトに祝福されるマンチェスターUの香川(左端)

プレミアリーグ最終節 マンチェスター・ユナイテッド5―5ウェストブロミッジ

(5月19日)
 マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司(24)が19日のアウェー・ウェストブロミッジ戦で先制弾を決めた。前半6分に右サイドからのクロスを頭でゴール。ハットトリックを達成した3月2日のノーリッジ戦以来、10試合ぶりの一撃だった。今季ゴール数を6に伸ばし、プレミアリーグでのアジア人1シーズン最多得点記録を樹立。今季最終戦で新たな金字塔を打ち立てた。
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 屈強なDF陣の合間を縫って、香川が頭を突き出した。前半6分、右サイドを突破したエルナンデスからのクロスに反応。ニアサイドに走り込み、ヘディングでネットを揺らした。今季通算得点を6に伸ばし、06~07年、10~11年にマンチェスターUに所属した元韓国代表MF朴智星(パクチソン)(現QPR)が記録した5得点を上回るプレミアリーグでのアジア人最多得点を記録。序盤はケガなどに苦しんだが、移籍1年目のシーズンを最高の形で締めくくった。

 ベンチではファーガソン監督が拳を握りしめていた。この試合を最後に退任する指揮官への惜別弾。香川は直接口説かれてドルトムントからの移籍を決断しており「人を引きつける力がある。ビッグクラブの中でトップ選手をうまくマネジメントしてまとめ上げる姿は凄い」と特別な思いでピッチに立っていた。4―4―2のトップ下で先発。前半29分にバレンシアにスルーパスを通すなど、後半24分に途中交代するまで精度の高いプレーを見せた。来季監督のモイーズ氏にもアピールとなったはずだ。

 6月のW杯アジア最終予選、コンフェデ杯に向けて26日からは日本代表合宿がスタート。攻撃の軸を担ってきた本田(CSKAモスクワ)が右太腿痛を抱えるだけに、香川が高いパフォーマンスを維持していることは朗報だ。3月26日のヨルダン戦に1―2で敗れた直後には「クラブで結果を出し成長するしかない」と語っており、まさに有言実行の活躍。最高の状態で日本のエースがザックジャパンに合流する。

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2013年5月20日のニュース