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川崎F大久保、無得点も… 父にささぐ全力疾走 

[ 2013年5月19日 06:00 ]

<磐田・川崎F>積極的にシュートを放つ大久保

J1第12節 磐田2―4川崎F

(5月18日 ヤマハ)
 川崎FのFW大久保が先制点の起点となり、4発大勝を導いた。0―0の前半4分、ピッチ中央でボールを持つと右サイドの大島へ。その折り返しを小林が頭で決めた。

 12日に父・克博さんが亡くなってから初めての試合。葬儀などを済ませ16日に練習に合流したばかりのため「体が動かないというのはあった」という。しかし先制後も、後半45分に交代するまで気力でピッチを疾走。ひたむきな姿に風間監督も「素晴らしい頑張りをしてくれた。サッカーマンの見本」と称賛した。

 ゴールこそならなかったが、白星を天国の父にささげた。「プレーは良くなかったけど、勝ったんでよかった。出してくれた監督に感謝したい。これで気持ちを切り替えてやれるかな」。最大の理解者だった父に届くように。さらなる活躍を目指す。

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