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南野“メモリアル”V弾!C大阪 2年連続の予選L突破決定

[ 2013年5月16日 06:00 ]

<C大阪・鳥栖>後半41分、勝ち越しゴールを決め柿谷(右)に祝福されるC大阪・南野

ナビスコ杯予選リーググループB C大阪2―1鳥栖

(5月15日 金鳥スタ)
 セレッソがメモリアルデーに逆転突破を決めた。予選リーグが各地であり、ホームで鳥栖を下したC大阪が2年連続の予選リーグ突破を果たした。1―1で迎えた後半41分、途中出場のMF南野拓実(18)が決勝点。ACL出場のために予選免除された11年を含めると3大会連続となる決勝トーナメント出場だ。20年前、Jリーグが産声を上げた日、関西唯一のJ1チームが初タイトルへ前進した。

 Jリーグより“若い”18歳が主役に躍り出た。1-1で迎えた後半41分、DF酒本の右クロスをFW播戸が後方へ流すと、ゴール前に飛び込んできたのが南野だ。右足で冷静に逆転弾を流し込み、2年連続となる予選突破、そして3大会連続となる決勝トーナメント進出を呼び込んだ。

 「ボールが来ると信じて走り込んた。(最近は)自分がゴールに絡めていなかったし、きょうは取れて良かった」

 93年5月15日に開幕戦を迎えたJリーグが、この日でちょうど20周年を迎えた。95年1月16日生まれのティーンネイジャーは、その歴史的な一戦も過去の映像でしか見たことがない。「覚えているのは(05年最終節で)セレッソが優勝争いしていた試合。小6のときにカーナビで見ていて、優勝できなくてガックリした」。元日本代表の森島氏や西沢氏にあこがれ、試合会場にも何度も足を運んだ日々。当時の思い出も振り返りながら「Jリーグの記念する日にゴールを取れて嬉しい」と18歳は笑顔を見せた。

 後半27分には22歳のDF丸橋が鮮やかなFK弾を決めるなど、若い力が躍動して逆転勝利を飾ったC大阪。ベスト8進出を決め、次なる目標はクラブ史上初の4強入りとなる。「まずはもうひとつ上に行きたい」と語ったのは23歳のエースFW柿谷。J創設時からクラブの先輩たちが破れなかった壁を、新世代の選手たちが突き破る。

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2013年5月16日のニュース