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G大阪倉田 有言実行“母の日弾”で2位浮上

[ 2013年5月13日 06:00 ]

<福岡・G大阪>後半14分、藤春からのクロスを倉田がファーサイドであわせ3点目

J2第14節 福岡2―3G大阪

(5月12日 レベスタ)
 ゴール競演で2位浮上だ。アウェーで福岡と対戦したG大阪は倉田秋(24)の「母の日」弾とレアンドロ(28)の2ゴールで3―2と勝利。再び自動昇格圏の2位へ順位を上げた。

 有言実行“母の日弾”で勝利を呼び込んだ。倉田が後半14分、クロスをファーで合わせる「狙い通り」の得点でチーム3点目。結果的に決勝点となり「勝てて良かった」と喜んだ。

 「これまで、あまり贈り物とかしたことないんで、ゴールをプレゼントできたら」。そう意気込んで臨んだ母の日の一戦。ホーム万博の試合に駆けつけ、アウェーはテレビ観戦する母・尚子さんからは試合後に必ずメールが届く。この日も「頑張ったね。ゴールゲット良かった」と今季3点目を祝福するメールが届き「モノも贈らないとダメっすね」と照れた。

 副主将に就任した今季は名実ともチームの中心だ。攻撃だけでなく前線からの献身的な守備はチームメートの誰もが「秋の頑張りはすごい」と口を揃える。この日も走り続け、3―0から2点を返された後には1トップで起点となり、逃げ切りに貢献。気温27度の暑さの中での全力プレーに「初めて両足がつりました」と充実感を漂わせた。

 昨季までの2列目からポジションが一列上がった今季、ゴールへの欲求がさらに増した。自らが定めた得点数の目標は、僚友FWレアンドロ。絶対的ストライカーとの高い競争意識が、24歳の進化につながっている。

 ライバルの“レア様”も負けじと2ゴールを決め今季9得点。差が6に開き、倉田は「取りすぎでしょ」と笑った。強力2トップのアベック弾で2位に浮上し、首位・神戸も射程圏。前節の初黒星のショックを振り払ったガンバが、再びVロードへ向けて歩み出した。

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2013年5月13日のニュース