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榎本 終了間際のPK止めた!!首位に迫る勝利をもたらす

[ 2013年5月12日 06:00 ]

<名古屋・横浜>後半ロスタイム、玉田のPKを止めガッツポーズのGK・榎本

J1第11節 横浜2-1名古屋

(5月11日 豊田ス)
 横浜のGK榎本哲也(30)がスーパーセーブでチームに貴重な勝ち点3をもたらした。2―1の後半ロスタイム、微妙な判定から相手にPKが与えられた。キッカーは玉田。「左か右、2分の1の確率。思い切って跳ぼう」。迷いを捨て左に横っ跳びすると、真横に伸びた左手で見事にシュートをはじいた。

 不穏な空気にも頭は冷静だった。PKの直前のプレーで、マルキーニョスが敵陣で倒された。ファウルにも見えたが西村主審は流し、その直後に小林がペナルティーエリア内で玉田を倒すと、今度はPK判定。樋口監督はペットボトルを蹴って抗議し退席処分を受けた。それでも「逆に監督が退席になって時間が空いたから気持ちを切り替えられた」と、この日、J1通算150戦目を飾った守護神は集中力を高めていた。

 直後に試合が終了。アウェーの名古屋戦は07年以来6年ぶり白星で、首位大宮との勝ち点差も再び3に詰めた。「最近チームに貢献できてなかったので良かった」。守護神がここ4試合勝ちのなかったチームに再び勢いをもたらした。

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