攻撃陣復調!!C大阪、杉本&蛍で執念のドロー

[ 2013年5月7日 06:00 ]

<C大阪・浦和>後半、先制ゴールを決め、イレブンとともに雄叫びをあげる杉本(中央)

J1第10節 C大阪2―2浦和

(5月6日 長居)
 C大阪はホームで浦和と対戦し2―2で引き分けた。1点ビハインドの後半42分には、MF山口蛍(22)が起死回生の同点弾。今季4得点目を挙げ勝ち点1獲得に貢献した。同18分には2試合連続先発となったFW杉本健勇(20)が、豪快なシュートで今季初得点をマーク。チームにとって攻撃面で収穫の多い一戦となった。

 土壇場で大仕事をやってのけた。1-2で迎えた後半42分、エースのFW柿谷も退き敗色濃厚となったC大阪が攻勢を仕掛ける。MF扇原の左クロスからゴール前で混戦が生まれると、こぼれ球に飛び込んできたのが山口だ。右足ダイレクトで強烈にインパクトした一撃は、相手GKの股を抜け起死回生の同点弾となった。

 「あそこの場面は流し込むだけだった。あの時間帯に追いついたのは評価できると思う」

 これで今季4得点目。昨季通算2得点の22歳が開幕からゴールを量産している。シーズン前には「まずは背番号(6)ぐらい得点を取りたい」と目標を設定したが、それに早くも迫るハイペース。2列目での起用を続けるレヴィー・クルピ監督も「この成長を続けていけば近いうちに代表に入れるのではないか」と最大限の賛辞を送った。

 スタンドには地元の三重県名張市から駆けつけた父・憲一さん(45)の姿があった。まだ幼かった頃、社会人チームでプレーする父の試合を見に行った日々が蛍のサッカーの原点でもある。その憲一さんの46歳の誕生日が5月10日。今季最多3万2378人の観衆を沸かせた同点弾は、観客席で見守る父への一足早い誕生日プレゼントにもなった。

 守備では連係ミスを突かれるなど甘さを見せたが、後半18分には2戦連続先発となった杉本がミドル弾で今季初得点をマーク。開幕から得点力不足に苦しんできた中で、前節・湘南戦でも3得点を奪うなど攻撃陣は復調の気配を漂わせる。「満足できる内容。今季のJリーグの中でベストゲームだったんじゃないか」とクルピ監督。打ち合った末に得た自信が、頂点を目指すC大阪を進化させる。

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