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ピッチに救急車が…広島GK増田が頭部強打、病院へ緊急搬送

[ 2013年5月6日 17:34 ]

<大宮・広島>後半39分、大宮・富山(右)が広島GK増田と競り合いながらヘディングで勝ち越しゴールを決める

J1第10節 広島1―2大宮

(5月6日 NACK)
 広島のGK増田が、大宮FW富山との競り合いから頭をぶつけ合ってピッチに倒れ込み、救急車で搬送されるアクシデントがあった。

 1―1の後半39分、富山が勝ち越しヘッドを決めた際に増田と激突し、両者ともに頭部を強打。富山は担架で運ばれ、増田は約15分の中断後、ピッチに入ってきた救急車で病院へ搬送された。
 
 救急車を待つ中断時間には、満員に膨れ上がったスタジアムの両軍サポーターから、1点を争う試合での勇気あるプレーと、回復を願っての大きな声援が送られた。

 広島の増田は、搬送した地元消防によると意識はある状態というが、脳振とうでさいたま市内の病院に入院。7日の再検査で異常がなければ広島に戻る。

 試合後、広島は主将のFW佐藤を筆頭に暖かい声援を送ってくれた大宮サポーターと、アウェーに駆けつけたサポーターに感謝のあいさつを行った。

 昨年はU―23日本代表にも選出された増田は流通経大から加入し、今季がプロ2年目。正GK西川が負傷したため、この試合でJ1リーグ戦初出場を果たしていた。

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