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劇的ドロー弾!横浜DFファビオ“汚名返上”の初ゴール

[ 2013年5月4日 06:00 ]

<横浜・鹿島>後半ロスタイム、同点ゴールを決め吠える横浜のファビオ

J1第9節 横浜1-1鹿島

(5月3日 日産ス)
 横浜が今季JFL相模原から加入したブラジル人DFファビオの活躍で貴重な勝ち点1を拾った。0―1の後半ロスタイムに途中出場。5分のロスタイムのうち4分を経過したところでのセットプレーだった。後方からスルスルッと前に上がり、ゴール前のこぼれ球を最後は右足で決めた。「うれしくて試合が終わっていないことを忘れた」。J1初得点。思わずわれを忘れゴール裏のサポーター目がけて走った。

 中沢の一言が“呼び水”となった。1メートル86の長身は空中戦で無類の強さを誇る。パワープレーで前線に上がったDF栗原の位置に入ったが、その特長を生かすべく中沢は「お前は前に行け。なんのためにピッチに立ったんだ」と背中を押した。守備固めで投入された4月27日の甲府戦はラストプレーで追いつかれて勝ちを逃しただけに“汚名返上弾”にもなった。

 JFL相模原を経て今季ブラジル3部から期限付き移籍で加入。横浜は足元の技術にも優れる24歳の将来性を高く評価し、完全移籍に向け既に動いている。「(ファビオの存在は)デカい」とエース中村。開幕6連勝のあとは3試合勝ちなしだが、04年以来のタイトル奪取へ新たな武器を手に入れた。

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