“鉄人”サネッティまで…インテル離脱者15人に

[ 2013年4月30日 06:00 ]

ケガ人が続出しているインテルの主将サネッティ(左)と長友佑都

 日本代表DF長友佑都(26)が所属するイタリアの名門インテル・ミラノの“崩壊”が止まらない。28日、残留を争うパレルモに0―1で敗れ、前節5位から7位に転落。前半に左アキレス腱を断裂した主将のDFハビエル・サネッティ(39)ら2人が負傷し、左膝を痛めている長友らを含め負傷離脱者は15人に達した。ここまでケガ人が続出した理由は何なのか。また、首位ユベントスはトリノとのダービーを2―0で制して連覇に王手をかけた。

 負の連鎖はついに“鉄人”までものみ込んだ。長友とのお辞儀パフォーマンスで日本でも有名になったサネッティが、先発したパレルモ戦で苦もんの表情でピッチに倒れ、前半17分に交代。左アキレス腱断裂で復帰まで6~8カ月かかる見通しで、95年からインテル・ミラノ一筋で公式戦800試合以上に出場してきたベテランにとって、93年のプロデビュー以来初の長期離脱となった。

 「僕のキャリアは終わっていない。走行キロ数が相当たまっていたから“タイヤ交換”が必要だったのさ」。病院に詰めかけた報道陣にジョークを交えて引退を否定したが、名門の象徴といえる元アルゼンチン代表の離脱は大きな痛手だ。

 この試合でDFシルベストレも内転筋を痛めたことが判明。これで負傷離脱者は15人になった。指揮官が「悪夢」と称したケガ人続出の原因について、クラブはまだ特定に至っていないが、有力とされる説はいくつかある。1つ目は欧州リーグ予選に出場するため始動が例年より早まり、戦術練習を優先してフィジカルメニューが足りなかったなど、シーズン前の準備に失敗したという見方。2つ目はチームの高齢化による練習不足説で、地元紙イル・ジョルナーレは「ベテランに合わせて負荷を減らしたため練習メニューが軽くなった、というチーム内の声がある」と報じた。3つ目としてメディカルスタッフが選手の負傷を誤診したのではとの疑いもあり、地元紙ではシーズン終了後の更迭の可能性が報じられている。

 欧州リーグ出場圏外の7位に転落し残りは4試合。ストラマッチョーニ監督は「ピッチで死に物狂いで戦う」と悲壮な決意を口にしたが、長友ら主力が軒並み不在の状況では、8位に終わった98~99年以来14季ぶりに欧州カップ戦出場権を逃す危険性は高そうだ。

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