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広島 ACL初勝利ならず…敵地でスコアレスドロー

[ 2013年4月23日 23:50 ]

 サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は23日、各地で1次リーグ第5戦を行い、G組で既に敗退が決まっている広島は、アウェーでブニョドコル(ウズベキスタン)と対戦し0―0で引き分けた。

 広島は20歳の井波を右MFでスタメン起用。他にも18歳のMF野津田や17歳の高校生Jリーガー・川辺など若手中心のメンバー構成となった。

 既に敗退が決まっているせいか広島イレブンはリラックスムードで試合開始からのびのびとプレー。すると前半23分、左サイドを駆けあがったパク・ヒョンジンからのクロスボールをゴール前に飛び込んだ野津田が右足でダイレクトで合わせるが、大きくふかしてしまいゴールならず。

 勢いに乗る広島は同28分、パク・ヒョンジンの左サイドからのクロスボールが右サイドへと流れ、このボールが井波へと渡りそのまま右足で強烈なシュート。しかし、ウズベキスタン代表でもある相手GKネステロフに防がれてしまう。

 前半終了間際にも広島は右CKからチャンスを作るも、ブニョドコル守備陣が体を張ってシュートを防ぎ、0-0のまま前半終了。

 互いにメンバー交代なく、後半スタート。試合はその後、互角の攻防が続く。

 すると後半18分、広島の森保監督が動く。川辺に代わり、今季から背番号10を背負う期待のMF高萩洋次郎を投入する。

 しかし、この試合に勝利すればグループリーグ突破が決まるブニョドコルが必死の攻勢に出る。後半36分、ゾテーエフが味方のポストプレーからエリアの外でボールを受けるとそのままシュートを狙う。これはGK西川に防がれるが、こぼれ球を拾ったムルゾエフがワンフェイントでキーパーをかわし左足でゴールへ流し込む。だがゴールライン寸前で水本にブロックされ、この試合最大のチャンスをものに出来ず。

 後半ロスタイム、広島は途中投入された高萩が強烈なミドルシュートを放つがGKネステロフがパンチングで大きくクリア。幾度がチャンスを作った広島だったが、最後までゴール奪えずスコアレスドローに終わった。

 だが、森保監督は「勝ちに値するプレーだった。相手は勝って1次リーグ突破を決めたかったと思う。厳しい戦いだったが、ボールを動かしていいゲームができた」と語り、1次リーグ最終戦となる30日の北京国安戦に向け「ホームで勝利をお届けできるように一丸となって頑張り合い」と誓っていた。

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2013年4月23日のニュース