×

レア様爆発ハット!!G大阪、今季最多4発爆勝

[ 2013年4月22日 06:00 ]

<富山・G大阪>前半2分、先制ゴールを決め祝福されるレアンドロ(右から2人目)

J2第10節 G大阪4―0富山

(4月21日 富山)
 ようやくエンジン全開だ。中止となった松本―東京V戦をのぞくJ2第10節10試合が各地であり、2位のG大阪は、FWレアンドロ(28)がハットトリックの活躍を見せ、富山に4―0で圧勝した。今季チーム最多得点に、4試合連続の無失点。盤石の強さを見せつけた優勝候補の大本命が2季ぶりの3連勝で、完全に上昇気流に乗った。

 ガンバの絶対的ストライカー“レア様”が待望の大爆発だ。まずは前半2分、倉田のシュートのこぼれ球に鋭く反応して電光石火の先制点。同26分には倉田のパスに抜け出し、1度は相手GKに弾かれたものの冷静に押し込み追加点を挙げた。

 さらに後半24分、相手DFに倒されてPKを獲得。本来のキッカーは遠藤でも「ハットトリックがかかっていたので譲ってくれた」と自ら蹴り込み試合を決定づけた。昨年8月25日の札幌戦以来の3得点で得点ランクも2位浮上。「遠藤さんに感謝したい。得点を取れたこと、勝てたことが嬉しい」と笑顔を見せた。

 この試合まで3得点とはいえ、調子は上がらなかった。14日の山形戦では途中交代。「モヤモヤしていた部分はあった」と正直に振り返った。そのうっぷんを晴らす大暴れに「これからも、どんどん狙っていく」とゴールラッシュを宣言した。

 現在はカタール・アルサッドから期限付き移籍でプレー。契約期間は6月いっぱいながら、クラブは残留を望み交渉している。レアンドロも「極力長くガンバでプレーしたい」とチーム愛を強調。優勝を目指す上で欠かせない存在であることをあらためて見せつける圧巻のパフォーマンスだった。

 これで2季ぶりの3連勝。首位・神戸も勝ったため、勝ち点差5は縮まらなかったものの、ダメ押しの4点目を決めた倉田は「勝ち続けていけば相手も焦るはず」と連勝を誓った。攻守が完全にかみ合ったガンバが、1つ上を行く関西のライバルに猛烈なプレッシャーをかけていく。

続きを表示

2013年4月22日のニュース