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大宮強さの秘密 快進撃支える堅い守り 中盤でのタックル成功率1位

[ 2013年4月21日 06:00 ]

<大宮・浦和>大宮が18試合連続不敗記録達成!「祝新記録」の横断幕を掲げ喜ぶ大宮サポーターとイレブン

J1第7節 大宮1―0浦和

(4月20日 NACK)
 大宮を支えるのが守備だ。ベルデニック監督は横浜Fのコーチ時代に日本で初めて「ゾーンプレス」を導入したことで知られ、守備の構築には定評がある。

 不敗18試合のうち引き分けは8。負けないサッカーを成立させているのが、外国人FWでも労をいとわず前線からプレスをかける献身的なプレーだ。外国人FWは、得点数が給料アップの分かりやすい判断材料になるため、守備がおろそかになる傾向があるが、決勝点のズラタンはベルデニック監督と同じスロベニア出身。守備でも手を抜かないよう徹底させてきたことが記録につながった。

 その象徴が、リーグ1位の中盤でのタックル成功率(86・7%)だ。FWを含めた攻撃陣が早い段階でボールを奪取。さらに、中盤でつぶせなかった場合は相手を自陣まで引き込み的確にクリア。その数は193回とリーグで2番目に多い。

 また、この日見せたマンマークのように相手によって守りを変えられる柔軟性もある。さらに、ピッチを3分割した敵陣エリアでのプレー回数は572回でリーグワーストの2位、シュート総数もリーグ13位だが、シュートのゴール枠内率は45・6%の5位と、その精度が高いことが好調の原動力にもなっている。(数字は第6節終了時)

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