復活へ足固め!!本田、故障再発防止へ特注中敷き導入

[ 2013年4月18日 06:00 ]

報道陣を引き連れ、黒いスーツで空港を歩く本田圭佑

 新兵器導入で“ノーモア故障”。左足首などの治療を終えた日本代表MF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が17日、成田空港からロシアへと出発した。3月下旬に帰国し、当初は1週間の滞在予定が予想以上に長引いたが、その間にケガ防止へ向けた特注インソールを作製したことが判明。足固めを果たした本田は今月下旬の戦列復帰、そして6月4日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦出場を目標に状態を上げていく。

 黒いジャケットに黒パンツ。黒いシャツに靴下も革靴も黒。全身をブラックでまとい、トレードマークのサングラス姿で本田は空港へと現れた。自身が出演する最新CMを彷彿(ほうふつ)させるようないでたち。待ち構えた報道陣の呼び掛けには無言を貫いた。ただ、その足取りに不安はみじんも感じさせない。サングラスの奥で鋭い眼光を光らせながら機上の人となった。

 3月下旬に左足首の治療とリハビリのために緊急帰国。1週間の予定を22日間に延ばし、慎重にリハビリを行ってきた。その間に復帰後を見据えて対策を練った。スパイクと足の間に挟むインソールと呼ばれる本田特注の中敷きを導入することが判明した。

 インソールには膝や足首の疲労軽減や衝撃の緩和、ケガの予防を補助する効果があり、一般に着地時の衝撃は3分の1から5分の1ほどに緩和されるという。本田は11年9月に右膝半月板を手術した影響で、無意識のうちに左足に重心が乗る傾向がある。過度の負荷は故障の不安がつきまとうため、今回、足型を採寸して、両足のバランスが取れるよう特注ソールを作製したもようだ。

 本田はベラの厚さやポイントの微妙な高さなどスパイクには強いこだわりを持つ。インソールはスパイクの中でズレることがあって敬遠する選手もいる中で、「フィット感」も最後まで追求した。ケガ防止につながるだけではなく、左足から繰り出されるFKやシュートの精度が落ちることはない。

 2月6日の親善試合ラトビア戦以降は戦列を離れているが、すでに都内で学生と紅白戦をこなすなど状態は上向き。早ければ今月28日のルビン・カザン戦で復帰する可能性もある。3月26日のW杯アジア最終予選ヨルダン戦では本田不在の穴を埋めきれずに黒星を喫した。だが面談したザッケローニ監督が「代表に復帰して活躍したいという気持ちが伝わってきた」と話したように、順調ならば6月4日の大一番・同オーストラリア戦には万全の状態で出場できる。ザックジャパンの王様の帰還は間近だ。

 ≪長友は長期化≫本田が復帰に向けて前進する中、左膝外側半月板を損傷したインテル・ミラノの日本代表DF長友の復帰には時間がかかりそうだ。日本代表のドクターが長友の状況については報告を受けており、今後、帰国して日本で手術する可能性も高いが、日本協会の原技術委員長は「最後はインテルがどう結論を出すか」と慎重な姿勢を見せた。

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