大宮　浦和食いで１８戦連続不敗Ｊ新記録だ！

練習で今井（中央）渡辺（右）に指示を出すベルデニック監督

Ｊ１第７節 大宮―浦和　

（4月20日 ＮＡＣＫ）
　大宮は２０日、ホームで浦和と対戦する。チームは昨季から続く連続無敗をＪ１タイ記録の１７に伸ばし、さいたまダービーでは記録更新がかかる。現在Ｊ１のクラブで勝ち越しているのは、対戦が少ないチームを除けばＣ大阪、横浜、浦和だけ。今季は既にリーグ戦でＣ大阪、ナビスコ杯で横浜を破っており、再び“お得意さま”を叩いて新記録を樹立する。

　守護神の興奮が全てを物語っていた。チームは１６日、新記録の懸かる２０日のダービーに向け練習を再開。フィジカル中心で約２時間半、みっちり汗を流した。大一番まではまだ時間があるが、ＧＫ北野は早くも全開モードだ。「今回は全てが詰まった、さいたまだけでなく全国で注目されるダービー。きのうは寝る前に興奮した。考えただけでアドレナリンが出る」と気合十分に話した。

　過去２シーズン、浦和にはリーグ戦で２勝２分けと負けなしと相性が良い。大宮がＪ１に昇格した０５年以降でも、対戦の少ない湘南、鳥栖を除き、横浜（６勝８分け２敗）、Ｃ大阪（７勝１分け３敗）とともにリーグ戦通算成績で勝ち越している３チームのうちの１つ（６勝５分け５敗）。チームは今季、既にナビスコ杯で横浜、リーグ戦でＪ１タイ記録を達成した１３日にＣ大阪を破っており、データも大宮を後押しする。

　膝痛で戦線を離脱していたＦＷノヴァコヴィッチもこの日から部分合流。スロベニア代表の長身ＦＷが得点を決めた試合は過去５戦全勝で、不敗神話を持つ男の復帰はまさに鬼に金棒だ。

　浦和戦はＪ２も含めＮＡＣＫ５スタジアム大宮で迎える通算２００試合目の節目のゲーム。「ここで浦和を倒さないと相手が勢いに乗る。最高の試合にしたい」と北野。Ｊ１新記録達成へ向け、最高のシナリオが整った。