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本田28日復帰へ CSKAリーグV、ピッチで迎える

[ 2013年4月11日 06:00 ]

左足首のリハビリのため、トレーニングに励む本田圭佑

 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が早ければ28日のリーグ戦ルビン・カザン戦で戦列復帰する可能性が出てきた。左足首の治療とリハビリのため帰国中の本田は10日、東京近郊の施設で代表スタッフらとトレーニング。来週中にもロシアに戻れるなど順調に回復している。日本代表での出場となった2月6日の親善試合ラトビア戦以来となるピッチが間近に迫ってきた。

 人影もまばらで静かな天然芝ピッチの上で本田は必死に復帰の手がかりを模索していた。左足首痛の治療とリハビリのために3月26日に緊急帰国。懸命のリハビリで屋外でランニングができるまでに復調している。

 この日は日本代表スタッフや所属事務所スタッフらと約1時間30分のトレーニング。20メートルの距離を決められた時間内に走る「シャトルラン」をこなし、ジャンプをしながらヘディングするメニューも消化した。

 左足首へ十分な負荷が加わっても異常がなかったことを確認すると、スパイクに履き替えて30メートルのパス練習。全体的に強度の高いダッシュを繰り返し、左足でもボールを蹴った。練習後は無言を貫いた本田に代わって、所属事務所関係者は「きのう(9日)からスパイクは履いているし順調に回復している。左のキックもほぼ問題ない」とコンディションに太鼓判を押した。

 日本での滞在期間は当初、予定していた1週間から2週間に延びているが、関係者によると来週中にも離日が濃厚となった。このまま順調にCSKAモスクワのチーム練習に合流できれば、28日の敵地ルビン・カザン戦で復帰できる可能性が高くなった。

 現在、CSKAモスクワはロシア・プレミアリーグで首位を独走中。ルビン・カザン戦では最短優勝する可能性がある。本田は今季リーグ戦で7得点5アシストをマーク。チームをけん引してきたエースは、歓喜の瞬間をピッチで味わうことを最大のモチベーションに、コンディションを上げていくことになった。

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2013年4月11日のニュース