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神戸 首位攻防戦制す!伏兵・奥井が価値ある決勝弾

[ 2013年4月8日 06:00 ]

J2第7節 神戸1-0山形

(4月7日 ノエスタ)
 一進一退のJ2首位攻防戦にケリをつけたのは伏兵の一撃だった。神戸は後半6分、橋本のパスを受けた奥井がペナルティーエリア外から思い切りよくミドルを放つと、価値ある決勝点がバーをかすめて吸い込まれた。

 「頭が真っ白になりました。苦しかったけどみんなで勝ち点3を取れてよかった」。プロ2年目の右サイドバックは、首位堅守のゴールに喜びを爆発させた。

 決して楽な展開ではなかった。開幕ダッシュに貢献したエステバンが離脱中で、加えて相馬も体調不良で欠場。1点リードの後は防戦一方で後半42分にはポポが一発退場し、田中がプレーをめぐってチームメートと衝突する場面もあった。しかしロスタイム4分を含めて最後まで集中力を切らすことなく守りきった。

 「チーム一丸となっているのが勝因。勝つためのチームワーク、勝つためのチーム一丸。ただの仲良しチームじゃない」。安達監督は手応えを口にする。昨季はクラブがばらばらとなりJ1から陥落するも、今季は主力欠場の穴を全員で埋めヒーローも日替わりで誕生する。好循環に入ったヴィッセルが首位固めに入った。

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2013年4月8日のニュース