大宮 J1記録王手の16戦不敗!ズラタン執念V弾

[ 2013年4月7日 06:00 ]

<FC東京・大宮>後半、大宮・ズラタンはヘディングでゴールを決める

J1第5節 大宮1―0FC東京

(4月6日 味スタ)
  雨ニモマケズ風ニモマケズ、そして試合にも負けなかった。春の嵐を思わせる悪天候の中、不敗記録を続ける大宮が本領を発揮した。FC東京の猛攻に耐えて迎えた後半33分の敵陣左からのFK。相手GKが前に出てはじこうとして届かなかったボールに、まだぎっくり腰の癒えないズラタンが頭で合わせネットを揺らした。「出るからには力になりたかった。(GKが)前に出てくるのが見えたのでうまく合わせられた」

 「勝利の方程式」に持ち込んだ。1点をもぎ取った後の後半42分からは守備の人、片岡を投入した。これが大宮の勝ちパターン。最終の守備ラインを5人で形成し、より相手陣に近い高いラインを保つ。FC東京の渡辺は「守備の陣形もコンパクトでボランチも必ずプレスをかけて来る。やりづらかった」と悔しがった。不敗期間中は16戦でわずか8失点。1試合平均0・5失点と驚異的だ。

 これで09年鹿島のJ1連続不敗記録17に王手をかけた。ベルデニック監督は好調の要因を「選手個々でサッカー観は違う。だが日々の練習でプレーモデルを明確にしてアイデアを共有することを学んでいる。半年前なら負けていただろう」と説明。守備から強化したチームは昨季、負けないことで自信を得た。今季は全員が同じ考えで同じ方向を向き、連動した攻撃にも磨きをかけている。「1点入れば守れる自信はあった」とGK北野は胸を張る。

 次節13日のC大阪戦でJ1記録に並べば、20日にはホームに浦和を迎える。既に入場券は完売。クラブ関係者は「さいたまダービーで首位を争い、新記録も達成!それが最高のストーリー」と目を輝かせる。今の大宮に“万年残留争い”と揶揄(やゆ)された面影はない。

 ≪16試合連続負けなしは歴代2位タイ≫大宮がFC東京に勝ち、昨年9月1日の浦和戦からリーグ戦16試合連続負けなし。16試合連続はJ1では延べ5チーム目の歴代2位タイ。J1連続試合不敗の最長記録(09年鹿島の17試合連続)にあと1試合と迫った。また、大宮のJ1シーズン開幕から5試合連続不敗(3勝2分け)は09年(2勝3分け)に次いで2度目だが、この年は6戦目に初黒星。次戦(13日)のC大阪戦にはJ1連続不敗タイ記録、チームの開幕から連続不敗新記録がかかる。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「J1」特集記事

2013年4月7日のニュース