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十分ではない補強費 清水に必要な“現実的な目標と戦術”

[ 2013年3月31日 11:25 ]

<清水・広島>試合後、選手バスが出発した後もサポーターと話し合いを続ける(左から2人目から)清水・ゴトビ監督、竹内社長、原強化部長(左端は遠藤通訳)

J1第4節 清水0-4広島

(3月30日 アイスタ)
 ナビスコ杯で磐田に1―5で大敗してから1週間。自信を失ったチームは、昨季のリーグ覇者に0―4で敗れた。昨年10月から公式戦12戦未勝利。試合後は、約300人のサポーターが選手バスの前に座り込み、ゴトビ監督とフロントに敗因の説明と引責辞任を求めた。

 現実的な目標設定と戦術の必要性を思い知らされた。今季の公式戦は6戦未勝利。横浜や広島などリーグ上位を争うチームとは、個々の能力差は明らかだ。就任3年目のゴトビ監督はパスサッカーを理想とし、ACL出場やタイトル獲得を掲げてきた。しかし、チーム補強費9億円はJ1・18チーム中15位前後。浦和と比べると3分の1ほどの予算しかない。サッカー王国を自負する清水だが、お金を使わずに勝てるほど簡単ではない。

 原強化部長はサポーターに「生え抜きを大事に育てたい」と理解を求めた。プロである以上、結果は必要。厳しい現実に直面している。

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2013年3月31日のニュース