浦和1000ゴール マルシオ記念弾で快勝

[ 2013年3月31日 06:00 ]

<新潟・浦和>後半ロスタイム、浦和のマルシオ・リシャルデス(右から2人目)がJ1通算1000得点目となるゴールを挙げ、(左から)森脇、1000得点を指で示す槙野、興梠に祝福される

J1第4節 浦和2-0新潟

(3月30日 東北電ス)
 浦和はアウェーで新潟と対戦し、2―0で快勝した。開始6分にDF槙野智章(25)がクラブのJ1リーグ戦通算999得点目を決めて先制。後半ロスタイムにMFマルシオ・リシャルデス(31)が同1000得点目となるメモリアルゴールを叩き込んだ。7クラブ目の大台突破。これで3勝1分けと開幕ダッシュに成功。この勢いは止まりそうもない。

 苦しみながら手にした勝ち点3だからこそ、ペトロヴィッチ監督は称賛を惜しまなかった。「新しいクオリティーを見せてくれた。去年は内容が素晴らしくても勝利につながらなかったが、きょうは気持ちの強さとプロフェッショナルな規律を示してくれた。それが見られたゲームだった」。気温6・3度という真冬並みの寒さの中、興奮を抑えきれなかった。

 前半6分、柏木の左CKに走り込んだ槙野がヘッドで先制弾。だが新潟のマンマーク守備に手を焼き、攻め込まれる時間が続いた。前半終了間際には永田充が左太腿裏肉離れの疑いでピッチを退き、鈴木も負傷交代。苦闘に終止符を打ったのが途中出場のマルシオ・リシャルデスだ。後半ロスタイムに関口の右クロスを受けて右足で、チーム通算1000得点目となるダメ押し弾を挙げた。

 マルシオ・リシャルデスにとって10年まで在籍した古巣からの得点。派手なパフォーマンスこそ控えたが、新潟時代にチームJ1通算300得点目も決めている“メモリアル男”は試合後、「ウレシイネ」と流ちょうな日本語で喜びを表した。今季からスパイクに日の丸を刺しゅう。先発の座を追われても練習で手を抜かない真面目なブラジル人が試合を決定づけた。

 この日は「優雅な印象を与えるが、油断して近づいた途端に一瞬にして敵の息の根を止めるほど強烈な毒を持つ」というコンセプトで作られた緑基調の第3ユニホームをまとった。前回着用した2月26日のACL広州恒大戦は0―3で大敗。やっと本領を発揮した。

 槙野は言う。「うまくいかない時、互いに“我慢”“耐える時間”と声を掛け合うようになっていた。去年までは失点していた流れ。06年や07年のレッズも内容が良くなくても勝っていたというし、それに近いのかな」。ペトロヴィッチ体制2年目の成熟を実感する。交代選手が試合を決める層の厚さも見せつけた。

 この試合を皮切りに16日間で5試合のハード日程。だが今は内容が悪くても、選手が離脱しても勝ち切る強さがある。黄金期再来のにおいが漂ってきた。

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