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国内でも必死の声援 W杯切符「次こそは」

[ 2013年3月27日 00:38 ]

ヨルダン戦を前に盛り上がるサポーター

W杯アジア最終予選グループB 日本1―2ヨルダン

(3月26日 アンマン)
 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会への切符がかかった26日のアジア最終予選ヨルダン戦。日本代表は敵地で惜しくも1―2で敗れたが、国内のパブリックビューイング(PV)会場やスポーツバーで必死の声援を送ったサポーターは「次こそは」と前を向いた。

 サムライブルーのユニホームに身を包んだサポーターら約700人が集まったPV会場の埼玉スタジアム(さいたま市)。試合終了のホイッスルが鳴ると、一斉に「あー」とため息がもれた。しかし、すぐさま「ニッポン」コールが鳴り響き、選手をねぎらう大きな拍手と声援が湧いた。

 東京都北区の介護職員清水聡士さん(31)は「W杯への道のりは楽じゃない。試練を乗り越えて強くなってほしい」と力を込めた。

 東京都渋谷区の「ダイニングアンドバー エスタディオ 渋谷店」は約60人のサポーターで満員状態。後半、香川真司選手のゴールで1点差に追い付いた瞬間は全員が立ち上がり、興奮状態となったが、敗戦が決まると一転、ぼうぜんとうなだれる人の姿も。

 同僚と観戦していた東京都中野区の会社員高原雅和さん(26)は「(遠藤保仁選手が)PKを決められなかったのが大きかった。次はホームなので日本の良さを出して勝ってほしい」と話した。

 約20人で埋まった大阪市中央区のサッカーバーも一斉に静まり返った後、「ナイスゲーム」と健闘をたたえる声が上がった。奈良市の会社員奥家敦史さん(32)は「残念な結果だけど、まだ2試合残っている。次こそ喜びを分かち合いたい」と前を向いた。

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2013年3月27日のニュース