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岡崎“中山魂”憧れゴンの前で国際Aマッチ4戦連発だ!

[ 2013年3月25日 06:00 ]

日本代表のザッケローニ監督(右)と話す岡崎は笑顔を見せる

W杯アジア最終予選グループB 日本―ヨルダン

(3月26日 アンマン)
 「ゴン魂」を胸にW杯切符をつかむ。日本代表FW岡崎はヨルダン戦で国際Aマッチ4戦連発の偉業に挑む。達成すれば日本代表では93年の三浦知良以来20年ぶり5人目の快挙。「得点を取っているときは、次も取れる気がする」。W杯切符獲得の使命とともに視野に入っている。

 モチベーションは最高潮だ。昨季限りで現役を引退し、憧れの存在でもある元日本代表FW中山雅史氏(45)が中東に滞在。ヨルダン戦ではテレビ解説者を務めるとあって「いつも“俺は俺らしく、岡は岡らしく”と言ってくれる。中山さんが付けていた9番を付けるのは、やっぱりうれしい。常に誇りを感じながらプレーしている」と興奮を隠さない。

 「一生ダイビングヘッド」が座右の銘。ボールに向かって体ごと飛び込むダイビングヘッドは小学生時代に身につけたものだが、98年W杯フランス大会ジャマイカ戦で足を骨折しても走り続けた中山氏の闘志あふれるプレーに大きな影響を受けた。「中山さんの魂を受け継いでプレーしたい。見ている人に響くプレーをして、決定的なゴールを決めるのが9番の仕事だと思う。たとえ倒されても何回でも起き上がる、そういうプレーをしたい」と熱く語った。

 仮想ヨルダン戦のカナダ戦(22日)では、アキレス腱痛を抱えながらも左足で芸術的なループ弾を叩き込んだ。W杯南アフリカ大会出場を決めた09年6月6日のウズベキスタン戦でもゴールをマークしており、2大会連続のW杯決定弾へ、予行演習も終えた。ゴン魂を胸に岡崎が歴史的ゴールを決める。

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