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酒井高 初先発で好守に存在感!!長友代役として“合格”

[ 2013年3月24日 06:00 ]

<日本・カナダ>後半29分、ゴールをきめたハーフナー・マイクと喜ぶ酒井高(右)

国際親善試合 日本2-1カナダ

(3月22日 ドーハ)
 日本代表は不安を露呈したトップ下とは対照的に、左サイドバックでは酒井高が輝きを放った。ケガで不在の長友の代役として国際Aマッチ初先発。その期待に応えたのが、後半29分のプレーだった。遠藤のパスに反応して猛然とオーバーラップを仕掛ける。ゴールライン際から懸命に上げた左足クロスは「狙っていなかった」と振り返ったものの、見事にハーフナーの決勝弾につなげた。

 試合序盤は動きに硬さがあった。所属するシュツットガルトで不動の地位を築くとはいえ、代表初先発には知らぬ間にプレッシャーを感じていた。「どこにパスを出そうかとか、いろいろと考えすぎた。それでミスが多くなってしまった」。それでも、周りの選手との連係がスムーズになってくると徐々に真価を発揮。後半は果敢な攻め上がりで何度も好機を演出し、課題とされていた守備面でも及第点の働きを見せた。

 後半38分には右太腿裏に違和感を訴えて交代したが、「ターンしたときにピリッときたけど、つった(けいれんした)だけ。大丈夫っすよ」とヨルダン戦に向けて問題がないことを強調。病院には行かず、23日の練習は疲労回復を優先してホテル内での別メニュー調整となった。駒野とのポジション争いでも一歩リードした22歳は、長友を脅かす存在としても注目されそうだ。

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