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全得点演出も 消化不良の香川「あのままではヨルダン戦は厳しい」

[ 2013年3月23日 09:24 ]

<日本・カナダ>トップ下で先発、2得点に絡んだ香川

国際親善試合 日本2―1カナダ

(3月22日 ドーハ)
 この日の最大の注目は、本田不在のトップ下に誰が起用されるかだった。ザッケローニ監督が選んだのは香川。背番号10がトップ下で先発するのは昨年2月29日のW杯3次予選ウズベキスタン戦以来2度目となった。

 これまでも試合途中に入ることはあったが、本田不在時でもスタートは決まって左MFだった。だが、ヨルダン戦に向けた重要な最終テストの場で指揮官はあえて香川を指名した。

 期待をかけられた香川は「まずは目の前の試合を勝ち切ることが大事」と話していた通り、開始から気合の入ったプレーを見せ、前半9分には長谷部の縦パスに抜け出して岡崎の先制弾を演出。後半は左サイドに回り、同29分には中村とのパス交換で中に切り込むと、ニアサイドでつぶれ役となって、ハーフナーの決勝点に絡んだ。

 しかし試合後、香川の表情はさえなかった。「前半はやりたいことができなかった。あの戦いのままではヨルダン戦は厳しい。後半は形をつくれたけど、僕自身は結果を出せていない」とがっくり。効果的なプレーが少なく、消化不良に終わった一戦を反省した。ザッケローニ監督も4日後に迫ったヨルダン戦に向け、「正すべき部分がある」と厳しい口調だった。

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