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李 FC東京復帰弾で決める!五輪招致パフォ

[ 2013年3月9日 06:00 ]

柏戦で五輪招致のゴールパフォーマンスを予告したFC東京の李

 開幕連勝を狙うFC東京は9日のホーム開幕戦で柏と激突する。当日は20年夏季五輪の東京招致委員会会長の猪瀬直樹東京都知事(66)を特別ゲストに迎える。9年ぶりにFC東京に復帰したFW李忠成(27)はスーパーサブとしてスタンバイ。初ゴールを決めれば、五輪にちなんだパフォーマンスを披露することを約束した。ゴールで東京を盛り上げ、五輪招致にも一役買う。

 帰って来た李が、東京の五輪招致にも一役買うことを約束した。柏戦には招致委会長を務める猪瀬知事が来場する。大物ゲストの登場に08年北京五輪出場経験のある李の目が輝きを増した。「ぜひ東京でオリンピックをやってほしい。ゴールを決めたら五輪にちなんだパフォーマンスをやりますよ」と笑顔で予告した。

 パフォーマンスにはこだわりを持つ。柏時代には尊敬するカズ(J2横浜FC)のカズダンスを披露。広島時代はチーム名「サンフレッチェ(3本の矢を意味する造語)」にちなみ「矢を射る」ポーズを定着させた。李は「FC東京の選手はみんな真面目。僕が何かやらないと」と笑う。五輪招致の機運が高まる中、五輪にちなんだパフォーマンスを見せれば、メッセージ性は十分だ。

 相手にも不足はない。柏には09年まで5年間在籍した。「やっぱり思い入れはある。優勝候補だし、そのチームに勝てばうちも優勝できる自信がつかめる」と厚くなった胸板を叩く。体重は、かつてFC東京に在籍した04年に比べ5~6キロ増の77キロに増したという。ホーム開幕戦で一回りも二回りも大きくなったプレーを見せる。

 都知事がFC東京戦を視察するのは01年3月、東京スタジアム(現味スタ)のこけら落としで訪れた石原慎太郎氏以来12年ぶり。当時は、呂比須ワグナーの劇的Vゴールで東京Vを下した。今度は李のゴールパフォーマンスが東京を熱くする。

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2013年3月9日のニュース