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なでしこリスボン入り 日本食持ち込まず…タフになれ!

[ 2013年3月3日 06:00 ]

アルガルベ杯のため、リスボンに到着したなでしこ・田中陽らイレブン

 国際親善大会アルガルベ杯(6日開幕)に出場するなでしこジャパンは2日、リスボン空港着の航空機でポルトガル入りした。若手の底上げを目指す今大会に関し、日本協会の上田栄治女子委員長は「過保護にはしません」と宣言。厳しい環境で心身を鍛え上げる。

 乗り継ぎを含めて20時間を超える長旅。佐々木監督は「みんな元気に移動してくれた。いい準備をしたい」と笑顔を見せたが、若手には試練へのスタートだ。上田委員長は「食材の持ち込みはありません」と話し、選手の胃袋に収まるのは原則として宿舎で提供される現地料理のみとなる。

 W杯や五輪では日本米の現地調達に加え、みそ汁などのレシピを宿舎側に渡して調理を要請。慣れ親しんだ日本製のカレールーやパスタソース、ふりかけなども持ち込む。しかし、今大会は指揮官が「きつい状況でどれだけ持っているものを出せるか確認しないと」と反発力を試す場。W杯王者として優勝を狙う一方、選手には練習から負荷をかけて追い込む方針を示しておりMF田中陽らなでしこ定着を狙う初招集7選手はピッチ内外でタフさを求められる。

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2013年3月3日のニュース