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2年目のジンクス打破へ 藤田主将「レベルアップしないと」

[ 2013年3月2日 06:00 ]

J1第1節 鳥栖―鹿島

(3月2日 ベアスタ)
 J1での2シーズン目に挑む鳥栖は開幕ダッシュを狙う。昨季5位に躍進し、今季はそれ以上の成績を期待される中、尹晶煥監督は「J1はそう簡単に戦える場ではない。まず残留が目標。そこからプラスアルファを積み上げたい」と気持ちを引き締めている。

 1年目より2年目が難しいのはスポーツ界の常識だ。MF藤田主将は「1年目は相手がなめていたり分析不足だったとしても、今季はしっかり研究されてくる。こちらがよりレベルアップしないと」と危機感を抱く。プロ野球なら昨季の鳥栖はさしずめ「新人王」だった。だが、新人王の2年目はめっきりマークが厳しくなって活躍を封じられもする。いわゆる2年目のジンクスだが、それを振り払うには開幕ダッシュがカギになる。

 3・2開幕は「大迫とダヴィの新ツートップは要注意」と尹監督が警戒する鹿島が相手。過去7度リーグ優勝の強豪だが今季はセレーゾ新監督が就任し、指揮官の考えがチームに浸透するにはまだ多少の時間もかかりそう。MF水沼は「チームがフィットする前の開幕戦で当たってラッキーだったと言われるようにしたい」と鹿島をかく乱する構えだ。

 昨季リーグ2位、19得点のエースFW豊田も「J1に定着するために勝ち点3を早く取りたい」と開幕戦勝利に目の色を変え、藤田も「ホームで勝っていい流れをつくりたい」。2年目のジンクス打破へ――。鳥栖は3・2鹿島戦に必勝を懸ける。

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2013年3月2日のニュース