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浦和 3失点惨敗…厳戒態勢の中国アウェーでミス連発

[ 2013年2月27日 06:00 ]

<浦和―広州恒大>前半、競り合う浦和・鈴木(右)

ACL1次リーグF組 浦和0―3広州恒大

(2月26日 広州)
 F組の浦和は中国・広州でイタリアの名将・マルチェロ・リッピ監督(64)率いる広州恒大と対戦し、0―3で完敗した。

 6年前にACLを制した浦和も、アジアの戦いの厳しさを思い知らされた。前半16分。中盤のパスミスからDF槙野とGK加藤がFWムリキの突破を許し、10~11年にドルトムントで香川と同僚だったFWバリオスに無人のゴールに先制弾を叩き込まれた。後半20分にはサイドチェンジのパスをカットされてムリキに追加点を許すと、最後はMF鈴木のオウンゴールまで飛び出した。ペトロヴィッチ監督は「1点目は相手の攻撃の素晴らしいところが出た。ムリキを止めるのが難しかった」と残念そうに振り返った。

 尖閣問題に端を発する日中関係悪化を懸念し、ピッチ周辺は公安関係者が警護。試合開始前には怒号に近い歓声とブーイングが鳴り響いた。「もったいない。こっちもチャンスはあったし決められるか、決められないかの差だった」と阿部は話したが、アウェーの洗礼に“らしくない”ミスを連発した。07年はアウェー戦を1勝5分けで乗り切り、アジアの頂点に上り詰めた。今季は覇権奪回を狙うが、いきなりつまずいた。

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