マンＵ　ＦＡ杯２発８強入りも香川の出番なし

レディング戦の試合前にウオーミングアップするマンチェスターＵの香川真司

ＦＡ杯５回戦 マンチェスターＵ２―１レディング

（2月18日）
　マンチェスターＵは８強入りしたが、ＭＦ香川に出場機会はなかった。１３日の欧州ＣＬ決勝トーナメント１回戦Ｒマドリード戦から間もないため、ファーガソン監督は先発８人を入れ替えた。格下相手に０―０のまま時間が経過。ベンチスタートの香川は後半途中からウオーミングアップを始めたが、最後まで声が掛かることはなかった。

　流れを変えたのはＦＷファンペルシー。後半１９分からピッチに入ると、２４分から３分間で２得点し試合を決めた。

　２３日のＱＰＲ戦から約３週間で５試合と過密日程が予定されており、ファーガソン監督は「選手を入れ替えていく」とターンオーバー制を明言した。香川も温存された格好だが、どうしても点が欲しい場面で起用されなかったことは指揮官の信頼を完全には勝ち取っていない証拠とも言える。Ｒマドリード戦の後に「現実を知った」と世界トップレベルとの力の差を痛感した日本代表ＭＦは与えられたチャンスで結果を残していく。