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なでしこ新たなスタート 若手に経験、中堅には自立

[ 2013年2月18日 18:32 ]

 ロンドン五輪銀メダルの「なでしこジャパン」が新たなスタートを切る。アルガルベ杯は、2連覇を狙う女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会を見据え、有望な若手に経験を積ませることと、中堅に自立を促すことが大きなテーマ。その意図が明確に表れたメンバー選考になった。

 初選出のうち、注目は昨年のU―20(20歳以下)女子W杯で活躍した田中美、田中陽の2人だろう。田中美は俊足を生かした突破が魅力で、U―19代表候補として参加した今月上旬の合同合宿でアピールに成功した。司令塔タイプの田中陽は、両足での精度の高いキックが武器だ。

 27歳の川澄ら実績のある選手は、若手に手本を示すことが求められる。澤や宮間が不在で、どこまでリーダーシップを発揮できるか。

 佐々木監督は「(W杯の)チャンピオンマークをつけて、ぶざまな試合はできない」と、勝敗にも妥協しない姿勢を示した。1次リーグで対戦するドイツは、世界ランキングで日本を一つ上回る2位の強豪。真剣勝負を通じ、新たなチームの骨格を探る。

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2013年2月18日のニュース