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日本協会 指導現場の暴力根絶徹底「しない、させない、許さない」

[ 2013年2月16日 17:27 ]

全国技術委員長会議であいさつする日本サッカー協会の大仁邦弥会長

 日本サッカー協会は16日、東京都内で各都道府県協会の指導者のトップらによる全国技術委員長会議を開き、スポーツ界で指導者による暴力やパワーハラスメントが社会問題化しているため、指導現場において今後一切の暴力を根絶する、との方針を伝えた。

 技術委員会がまとめた指針案では、暴力を用いた指導を「しない、させない、許さない」と宣言し、日本協会の公認資格を持つ指導者約6万7千人に暴力根絶の意思を確認する。5年以内に中学や高校の部活動を含め、全指導者への公認資格取得の義務化を検討する。選手25人あたり1人の配置を目標に掲げ、取りやすい資格コースの新設も目指す。

 「公認指導者としてふさわしくない行為があったと認められたとき」は、原則として登録抹消、資格を取り消すというルールを確認した。

 大仁邦弥会長は「指導現場における暴力行為の根絶を徹底していく。今こそ、日本のスポーツを変えられるチャンス」とあいさつした。3月の理事会に指針案を提示する見通し。

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2013年2月16日のニュース