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ガラタサライ“超大物級”加入でCL台風の目に急浮上!

[ 2013年2月12日 06:00 ]

トルコ1部ガラタサライに移籍したコートジボワール代表FWドログバ(中央)

 大穴を狙うダークホースが出現した。欧州CLは決勝トーナメントが12日に開幕。絶好調のFWリオネル・メッシ(25)を擁するバルセロナが大本命だが、赤丸急上昇なのがトルコの名門ガラタサライだ。1月にオランダ代表MFウェスリー・スナイダー(28)、コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ(34)が加入し、まずは1回戦で日本代表DF内田篤人(24)が所属するシャルケを相手に番狂わせを狙う。

 決勝トーナメント開幕を前に、欧州CLの優勝オッズが動いた。アベノミクスに沸く日本の株式市場のように、急上昇したのが“最下位予想”だったガラタサライ。大手ブックメーカーの英ウィリアムヒル社で、昨年12月に1回戦の対戦相手がドイツの強豪シャルケに決まると151倍から251倍へ急落したが、現在は126倍まで急騰して最下位を脱出。理由は1月に大物助っ人を2人獲得したことだった。

 インテル・ミラノから日本代表DF長友の親友としても知られるオランダ代表MFスナイダー、上海申花(中国)からコートジボワール代表FWドログバが相次いで加入。スナイダーは「世界最高のストライカーの一人」、ドログバは「彼は一流。一緒にプレーできるのは素晴らしい機会」と互いを認め合っており、トップ下と1トップでコンビを組めばチームの攻撃力が格段にアップするのは間違いない。さらにスナイダーは09~10年にインテルで、ドログバは昨季チェルシーで、それぞれチームを欧州CL制覇に導いた経験があり、“勝ち方”を知っている。1回戦で対戦するシャルケの内田も「どれだけ(チームに)フィットしているかは知らないけど、2人がいると厄介。スナイダーはFKとかCKも蹴れるし、ドログバはデカイし」と警戒する。

 ドログバが「CLで優勝するために来た。心の底から達成できると信じている」と豪語した理由は、チームには既に経験豊富な実力派選手がそろっていたから。「スナイダー、エブエ(コートジボワール代表DF)だけでなく、エルマンデル(スウェーデン代表FW)、フェリペ・メロ(ブラジル代表MF)、ムスレラ(ウルグアイ代表GK)もいる」。8季ぶり出場の欧州CL1次リーグではホームでマンチェスターUを1―0で撃破。次は1回戦で実績もオッズでも格上のシャルケを食って、初優勝へ成り上がる大きな一歩をしるす。

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