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遅咲き24歳、小川が2発!なでしこ入りを猛アピール

[ 2013年2月11日 06:00 ]

なでしこチャレンジ・小川(中央)がなでしこJAPANチームに入って、地元男子高校生との試合で精力的な動きを見せる

 女子サッカー日本代表候補年代別合宿は10日、大分市内で3日目を行い、なでしこチャレンジのFW小川志保(24=千葉)が初代表へ猛アピールした。年代別も含めて代表合宿初参加という遅咲きながら、ミニゲームで2得点。3月のアルガルベ杯(ポルトガル)でなでしこジャパン入りを狙う。

【合同合宿メンバー】

 9対9のミニゲームで、なでしこジャパンで出場した小川は15分1本で3試合に出場すると、こぼれ球を右アウトサイドで押し込むなどチームでただ一人2得点。「やるからには代表に入りたい。日の丸を背負いたいという目標はあります」と訴えた。

 10年にINAC神戸入りしたが、厚い壁に阻まれ、2年で千葉に戻った。「故障もないのにベンチにも入れず悔しい思いをした」と挫折を味わい、サッカーに専念できる環境から現在は仕事を掛け持ち。倉庫内で立ったままアパレル製品を箱に詰め、練習後の帰宅は深夜と条件は厳しくなったが「気持ちは強くなった」という。合宿初日の持久力テストでも川澄に次ぐ2位。佐々木監督も「ボールがない時のプレーはまだまだだが、しっかり感じてくれれば」と上積みを期待する。小川は「やっとスタートラインに立てたかな」と笑った。

 ▼小川 志保(おがわ・しほ)1988年(昭63)12月26日、茨城県出身の24歳。中学時代はバスケットボール部で、高校からKASHIMA―LSCでサッカーを始める。07年に、当時なでしこリーグ2部の千葉に入団。10年にINAC神戸移籍も12年に千葉に再び移る。1メートル66、52キロ。

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