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本田 デューク氏とコラボ!独特アプローチで進化証明

[ 2013年2月5日 06:00 ]

日本代表練習でパスを出す本田圭佑

 日本代表は4日、親善試合ラトビア戦(6日、ホームズ)に向け、神戸市内で合宿を開始。冒頭15分間だけ練習が公開された。先発が濃厚な本田圭佑(26)は、昨年12月にウオーキングトレーナー・デューク更家氏の一番弟子である小野寺MARIKO氏から歩き方の指南を受けていたことが判明。全ての動作の基本となるウオーキングを学ぶ独特のアプローチで、パフォーマンス向上のヒントを見いだした。5日に長友佑都(26)ら5選手が合流し、代表メンバーが勢ぞろいする。

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 いつにも増して堂々たる歩きっぷりだった。合宿開始に合わせて4日朝に帰国した本田は、グレーのスーツに日本代表カラーの青い靴とベルトというファッションで関西国際空港に降り立った。背筋をピンと伸ばして足を進める姿はモデルさながら。13年初の国際Aマッチとなるラトビア戦に向けて「勝つのはもちろん、どういう内容で勝つのかが大事。ゴールはもちろん毎試合狙っている」と力を込めた。

 大詰めを迎えるW杯アジア最終予選、6月のコンフェデ杯など13年は重要な試合がめじろ押し。それに備えるため、本田は「個の力」を伸ばすための独特なアプローチを行っていた。昨年12月に極秘裏で、ウオーキングトレーナー・デューク更家氏の一番弟子である小野寺MARIKO氏と接触。「ウォーキングスタイリスト マエストロ」の資格者から正しい歩き方を学んでいた。

 子供に夢を与えるため、自分の見せ方に強いこだわりを持つ本田らしい取り組みだが、ウオーキング改革には外見以外の効果もあった。関係者によると、正しい歩き方を習得すると普段は使わない筋肉を鍛えることができ、俊敏性のアップなどにつながるという。「サッカーに応用が利かないことは人生にない」が持論。1月にケニア人マラソン選手とともに自主トレを行うなど過去にも異種目とコラボしており、今回もピッチ上でのパフォーマンスを上げるヒントを得た可能性は高い。

 冒頭15分のみ公開された練習では、モデルチェンジした黄色のジャージーに身を包み、ボール回しなどで心地よさそうに汗を流した。「テーマはいつも同じ。チームといっても結局は個人。個人戦術が伸びないと目標(のW杯優勝)は達成できない。それが最優先課題」。14年W杯制覇を成し遂げるため、できることは何でもする。ラトビア戦では進化したレフティーの姿が見られそうだ。

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